あなたはどの「なす」が好き?静岡産なすの3種食べ比べ

みなさん、こんにちは!
静岡の一次産業を応援する「NEXTLOCAL」から誕生した「おいしいやさい編集部」。
メディアナビゲーターの鳥越佳那です。

前回は、県内の農家さんから届く新鮮な野菜を販売している無人販売所「静旬市場」から届いた
箱いっぱいの静岡野菜で、「贅沢とれたてパーティー」を開催しました♪
▶前回の記事はこちら

そして今回お届けする【後編】の主役は…そう、「なす」です!

届いた段ボールを開けた瞬間、私の好奇心をいちばん刺激してくれたのが、なす たち。
なんと、形も色もまったく違う
「大長ナス」「中長ナス」「白ナス」の3種類が入っていたんです!

「なすって、種類によって本当に味が変わるの!?」
と、いろんな興味が湧いてきまして(笑)今回は食べ比べをしてみることに。
それぞれ、どんな違いがあるのでしょうか?
実際に食べながらレポートしていきますよ〜!

~この記事の目次~

  1. 知っておきたい「なす」と静岡の深〜い関係
  2. 今回届いた、個性豊かな3つの主役たち
  3. いざ実食!3種の焼きなす、それぞれの個性を比べてみました
  4. ちょっと知っておきたい、なすの栄養とおいしく食べるコツ
  5. それぞれの個性を活かして!なすのおすすめの食べ方
  6. まとめ:あなたの好みはどの「なす」

~この記事でわかること~

  • なす3種(大長・中長・白)の食感や味わいの違い
  • なすをおいしく楽しむためのちょっとした調理のコツ
  • それぞれの個性を活かした、手軽な食べ方

 


1.知っておきたい「なす」と静岡の深〜い関係

食べ比べに入る前に、ちょっとだけ野菜の豆知識を♪
実は、なすは奈良時代にはすでに栽培されていたとされる、とっても歴史の深い野菜。
全国各地に、その土地ならではの「ご当地なす」が今もたくさん残っています。

そして、ここ静岡にも、歴史あるなすがあるんです。
特に有名なのが、静岡市清水区の「折戸なす」。

徳川家康公が駿府にいた頃にも献上されていたとされ、
さらに「一富士 二鷹 三茄子」の“茄子”は、この折戸なすを指しているという説も。

こうして歴史を少し知ってから食べてみると、
いつものなすが、なんだかちょっと特別なものに思えてきませんか?
そんな静岡の「なす」を、今回は3種類、シンプルに焼いて味わってみます!

 


2.今回届いた、個性豊かな3つの主役たち

今回、我が家に届いたスペシャルな静岡県産のなすをご紹介します!

\ どどん!と勢揃い! /

●大長ナス(結び屋/菊川市)

◊特徴:約30cmもある、細長〜いなす!
果肉がとても柔らかく、火を通すとトロッとした食感になるのが特徴です。

◊結び屋さんについて:一般的な農家さんとは少し違い、野菜の配送・卸を中心に活動されています。
牧之原〜菊川周辺の契約農家さんから野菜を集め、静岡市内などへ届けてくれています。

地元・菊川への愛情と、人とのつながりを大切にしながら、おいしい野菜を届けていらっしゃって、
“野菜と人を結ぶ”存在なのも素敵ですよね。

 

●中長ナス(しずおか中村農園/静岡市葵区久能)

◊特徴:13〜15cmほどの、私たちが普段よく目にするおなじみのなす。
◊中村農園さんについて:前回の記事でご紹介したピーマンも育てている農家さんです。
ビニールハウスを多数持ち、さまざまな野菜を栽培されています。

前回いただいた野菜と同じ農家さんのものを、また味わえるのも、この連載ならではの楽しみです♪

●白ナス(しずおか中村農園/静岡市葵区久能)

◊特徴:紫色の色素を持たないため、真っ白に育つ白ナス。
皮はしっかりしていますが、あくが少なく、とても食べやすいのだとか。

ツヤツヤとした白い姿がなんとも上品で、思わず見入ってしまいました。
さて、この白ナス。食べてみると、どんな食感なんでしょう?

 


3.いざ実食!3種の焼きなす、それぞれの個性を比べてみました

せっかく3種類あるので、まずは素材そのものを味わってみることに!
どれも同じように焼き、味付けはせず、シンプルに食べてみました。

片面約5分ずつ、両面で10分ほど。


さて、気になるお味は?

 

●大長ナス

柔らかさ ★★★★★
とろみ ★★★★★
甘み ★★★★★

お箸を入れた瞬間、すっと通る柔らかさ!
ひと口食べると、もうトロトロ。「これぞ焼きなす!」という食感です(笑)。
そして、何もつけていないのに甘い!
噛むほどに優しい甘みが広がって、びっくりしました。

 

● 中長ナス

シャキッとした歯応え ★★★★☆
なすらしい風味 ★★★★★
あっさりとした味わい ★★★★☆

大長ナスより少ししっかりめで、シャキッとした食感が残ります。
ほんのり、なすらしい風味も感じられて、「これぞ、いつもの大好きななす!」という安心感♪
味わいは比較的淡白なので、炒め物や中華など、味付けを楽しむ料理にも合いそうです。

 

● 白ナス

歯ごたえ ★★★★★
きめ細やかさ ★★★★★
甘み・旨み ★★★★☆

ひと口食べると、「コリッ!?」
皮はしっかりめですが、身はぎゅっと詰まったような独特の弾力。
きめ細かい肉質で、噛むほどに旨みと甘みが感じられます。
「同じなすなのに、こんなに違うんだ!」

 

3種類を同じ焼き方で食べてみたからこそ、それぞれの個性がよく分かりました♪

 

 

● 3種類を比べてみると

大長ナス → トロトロ&甘みしっかり
中長ナス → シャキッ&なすらしい味わい
白ナス → コリッ&ぎゅっと詰まった肉質

あなたは、どの食感が好きですか?

 


4.ちょっと知っておきたい、なすの栄養とおいしく食べるコツ

なすの紫色の皮には、ポリフェノールの一種である「ナスニン」が含まれています。
せっかくなら、皮の色も楽しみながらおいしくいただきたいですよね。
なすを調理するときの、ちょっとしたポイントをご紹介します♪

  • 皮の色も楽しむなら、皮ごと
    「ナスニン」は皮に含まれる成分なので、紫色のなすは皮ごと調理するのがおすすめ。
    アク抜きのために水にさらす場合も、長時間ではなく短時間で。
  • 油と合わせると◎
    皮の紫色も鮮やかに仕上がります♪
    ただし、なすは油を吸いやすいので、最初からたくさん入れなくてもOK。
    キッチンペーパーなどで少しずつ塗ると、油っぽくなりすぎず、おいしく仕上がりますよ。
  • 汁ごと楽しむのも◎
    煮びたしやスープなど、煮汁も一緒にいただける料理なら、
    なすの味わいを余すことなく楽しめます。

 


5.それぞれの個性を活かして!おすすめのなすレシピ🍆

3種類を味わって、それぞれの個性が見えてきたところで…
今度は、その特徴を活かした食べ方を試してみます♪

 

~本日のお品書き~

  1. 大長ナス × 焼き餅の和風だし浸し
  2. 中長なす × ひき肉の和風カレー炒め煮
  3. 簡単!白ナスのステーキ
  4. まだまだあります!編集部おすすめの食べ方3選

 

 

なすレシピ🍆①大長ナス × 焼き餅の和風だし浸し

大長ナスのトロトロ感を活かして、焼き餅と一緒にお出汁へ。
なすは少量の油で焼くだけでも、十分トロトロに。

 

<材料>

大長ナス
切り餅
片栗粉
サラダ油
水
めんつゆ
みりん

※いつも目分量ですみません(汗)

 

<作り方>

  1. 水・めんつゆ・みりんを小鍋で温める。
  2. なすを食べやすく切り、少量の油で香ばしく焼く。
  3. 餅に片栗粉を薄くまぶして、両面を焼く。
  4. 温めたつゆに、なすと餅を入れてなじませる。
  5. お好みでねぎや大根おろしを添えて完成。

 

\いただきます/
とろんろした茄子食べた瞬間にじゅわんとあふれるお出汁。
短時間でも、こんなに染み染みだなんて、長なすの才能ですねぇ。
おかきのようにカリカリのお餅からも、香ばしさと、ほっこりするとお出汁を感じてたまりません。

 

\ここがポイント!/
大長ナスは、焼いただけでもトロトロ。その食感を活かして、お出汁と合わせてみました。

※今回は普通の白いお餅とよもぎ餅の両方を試しました。
よもぎ餅だと、ほろ苦さも相まって大人な味わいもまたクセになります♪
苦味が苦手、という方は白もちでOK!

 

なすレシピ🍆② 中長なす × ひき肉の和風カレー炒め煮

中長なすのほどよい歯ごたえには、ひき肉の旨みとカレーのスパイスを合わせて。
白だしで先に煮含めてからカレー粉を加えることで、だしの旨みもしっかり。

<材料>

中長なす
豚ひき肉
サラダ油
白だし
水
カレー粉

※量は好きなだけ♪

<作り方>

  1. フライパンでひき肉を炒め、なすを加える。
  2. 白だし+水を加え、ふたをして柔らかくなるまで煮る。
  3. 水分が少なくなったらカレー粉を加えて、さっと炒め合わせる。

 

\いただきます/
焼いただけのときとはまた違って、なすにひき肉の旨みと白だしの味が染み込みます。
カレーの香りが食欲をそそって、これはごはんが進む♪

 

なすレシピ🍆③ 白ナスは「ステーキ」にも!

身がしっかりしている白ナスは、シンプルに焼くだけでも存在感たっぷり。
厚めに切って焼いて、焼肉のタレをかけるだけ。

それだけなのに、ぎゅん!と詰まった肉質で食べ応え十分。
「なすなのに、なんだかお肉を食べているような満足感!」
と感じるくらい、存在感のある一品でした。

 

 

なすレシピ🍆番外編 まだまだあります!編集部おすすめの食べ方3選

なす好きな「おいしいやさい編集部」担当者にも、おすすめの食べ方を伺いました!

🍆長ナスなら…「大長ナスのから揚げ」

乱切りにした大長ナスに白だしを揉み込み、しばらく置いて味をなじませます。
片栗粉をまぶして揚げれば、外はカリッ、中はトロッ。
これは、確実に、おいしい!

🍆中長ナスなら…「レンチンで簡単!ポン酢おかか」

半月切りにして電子レンジで加熱。
ポン酢・醤油・ごま油を合わせ、仕上げにかつお節を。
忙しい日のあと一品にもぴったりです。

🍆白ナスなら…「白ナスのバター醤油」

白ナスの皮をむき、いちょう切りにする
電子レンジで加熱
バター+醤油で和える
仕上げにかつお節、塩・こしょうを少々

皮をむくと、より味が染みそうでいいですよね!
白ナスの柔らかな肉質と、バター醤油のコクが相性よさそうです♪

 


~ここで、ほっと息抜き♪ヤマサ農園さんの「よもぎ餅」~

実は今回、なすと一緒にヤマサ農園さん(静岡市葵区慈悲尾)のよもぎ餅も届きました!


◊特徴:通常の1.5倍もよもぎを使っているとのこと。
袋を開けた瞬間から、よもぎの清々しい香りがすごい!

 

魚焼きグリルでこんがり焼いて、お醤油を垂らしていただきました!

表面はパリッパリ。
中からは、よもぎの香りがふわ〜っと。
これは、よもぎ好きにはたまらない…!
よもぎ好きの方には、ぜひ焼いてそのまま味わっていただきたいお餅です♪

 


6.まとめ:あなたの好みはどの「なす」?

今回の3種類をまとめると、こんな感じ!

※食べ比べによる個人的な感想です♪

 

同じ「なす」でも、種類が変われば、食感も味わいも全〜然違う!
「どれが一番おいしい?」ではなく、
「私はこの食感が好き!」
という自分のお気に入りを見つけられるのが、野菜の面白さのひとつだなと感じました!

みなさんは、「トロトロ派」?
それとも「シャキッと派」?

 

そして今回、改めて感じたのが、産直野菜の魅力は、やっぱり鮮度。
届いた野菜を眺めて、触れて、実際に食べてみる。
そんな中で、生産者さんが大切に育てた野菜の「おいしい!」に出会えるのは、
とても贅沢なことだなと思います。

ぜひ、旬のおいしい時期に、その土地ならではの野菜を、その野菜に合った食べ方で。
このブログが、静岡の「おいしいやさい」を楽しむきっかけになったら嬉しいです。
次回も、静岡野菜の魅力を、ぼちぼちお届けしていきますので、
どうぞお楽しみに♪

 

 

 


~「おいしいやさい編集部」とは~

静岡の一次産業を応援する「株式会社NEXTLOCAL」から誕生しました。
県内の美味しい野菜や、生産者さんの熱い想いを全国へ届けるため、「静旬市場」から届くお野菜を実際に食べ、感じた静岡野菜の魅力を、全国のみなさんに発信していきます。


~この記事を書いた人~

鳥越佳那(とりごえ かな)
フリーアナウンサー・野菜ソムリエプロ。元静岡第一テレビアナウンサー。
農業番組などで150軒以上の農家さんを訪ね、現在は全国の食や農業の魅力を発信しています。
さつまいもをこよなく愛する「さつまいもアナウンサー」でもあります♪

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